「そういうわけで、証人たちのこれほど大きな雲が私たちの周りに置かれてあるのですから、私たちも、どんな重荷も、また、あのまとわり付きやすい罪も棄てて、私たちの前に置かれてある競走を、信仰の創始者であり完成者であられるイエス様に目を向けつつ、忍耐して走ろうではありませんか」
(ヘブル12・1、2)
…突然、エレベーターの軸ほどの大きさの一本の光線が天から天井を貫いて差し込みました。 その光が私に触れた時、私の霊が私の体を離れ、私はその光線を通ってまっすぐ上って行きました。 まるで私は、天国に着くまでエレベーターで上がっているようでした。 私が天国に着いたとたん、私の姉がイエス様と話をしているのが見えました。 私が彼らのほうへ歩いて行くと、イエス様は彼女と話すのをやめられ、姉は振り返って私を見ました。 私たちがそこに立って話をしていた時、姉はいくつかのことを私に言いました。 私は、彼女が私に話したことを全部ここで述べることはしませんが、その中で彼女は、 「私はアンを見た」と言いました。 (アンは、彼女の娘であり、まだ二十五歳の時に二人の幼い子どもを残して、自動車事故で亡くなっていました) ●天国の人々が見ていること 姉は話を続けました。 「アンは私に最初に、『ビルと子どもたちは、どうしてる?』と言ったのよ。 (ビルはアンの夫でした) 私は、ビルが再婚したことをアンに話さなかったわ。 ここにいる人たちは自然の生活面のことには興味がないのよ。 だれが新しいドレスや新しいスーツを買ったかどうかとか、だれが銀行にいくら持っているかどうかということには、彼らは関心がないのよ。 彼らは霊的なことに関心があるの。彼らは、人が霊的に何をしているかを知っているわ。 彼らは、人がキリストを受け入れる決心をする時に、それがわかるのよ」 おわかりのように、姉が話していたのは、天国のあの「証人たちの雲」のことでした。 彼らは、私たちが自分の前に置かれている霊的レースを走るのを見ているのです。… 天国に引き上げられるというこの経験をする前、私はこの啓示のことは、ほんの少ししか受けていなかったのです。 姉はさらに私にこう言いました。 「ケン、どうか、○○に話をしてちょうだい(彼女は、彼女の末の息子の名前を言いました)。 彼はあなたの言うことを聞くはずよ」 姉が語ったその息子は、一時は神を知り、彼の人生に対する神の召しを受けていました。 しかし、その後、彼は神から離れ、もはや神と交わってはいませんでした。 姉はこう言いました。 「息子に、私があなたにこう言ったと話してちょうだい。 彼が主に自分の人生を献げないうちは、彼は決して幸せにはならないし、生活も順調に行くことはない、と。 息子にこう言ってちょうだい。 彼が人生を主に献げれば、私がそのことを知ることになる、と。 地上で霊的に何が進行しているか、私たちはここでわかるのよ」 そして、神に感謝すべきことに、その後、彼女の息子が確かに自分の人生をふたたびイエス様に献げた事も、彼女はかなたの場所で確かに知っているのです。 ●地上の人々の霊的レース 私が天国で姉と交わしたこの会話のことをここで述べたいと思ったのは、みなさんにとってヘブル12・1をもう少し現実のものとするためです。… このみことばの箇所を記したパウロも、かなたの場所にいて私たちを見ているその大群衆の一部なのです。 ペテロもヤコブもヨハネも、私たちを見ているのです。 彼らは、私たちが霊的レースを走る様子を見ているのです! 「あなたの人生のための神のご計画1…天国で受けた啓示」
(ケネス・ヘーゲン・メッセージ誌M1より抜粋) |
●ケネス・E・ヘーゲン:
ケネス・E・ヘーゲン師は15歳の時に不治の病気で寝たきりの状態となりましたが、1934年に奇跡的にいやされました。 イエス・キリストは幾度も彼に現れてくださり、彼に多くの啓示や真理を語られました。 ケネス・E・ヘーゲン師はそれらの啓示や真理を実践し、人々に教え、約70年間、牧師・預言者・教師として奉仕しました。 ◆ケネス・E・ヘーゲン師の生活・体験・啓示等に ついては、次の本をおすすめします! 《ケネス・ヘーゲン師のミニストリー》 |
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